美少女戦士セーラームーンの神回…!!“無印ラストショック”
やあ!にじもとだよ。
今日は日本が世界に誇るコンテンツ『美少女戦士セーラームーン』の神回・・・
いや、社会問題となった“無印ラストショック”について語りたいと思う。
セーラームーンのアニメは
『美少女戦士セーラームーン』
『美少女戦士セーラームーンR』
『美少女戦士セーラームーンS』
『美少女戦士セーラームーンSuperS』
『美少女戦士セーラームーンセーラースターズ』
と5シリーズあるが、問題となった“無印ラストショック”は文字通り1stシリーズ終盤の回のものだ。
美少女戦士セーラームーンとは?
これだけ見ると知らない人は長いシリーズのアニメだったのね!くらいにしか思わないだろうけど、いまだに熱狂的なファンは多いし、グッズ展開の成功、ポップカルチャーや後に続く作品への影響だったり、世界40ヶ国で放送されていたりと、とにかくスゴイ日本を代表するコンテンツなのだ。『美少女戦士セーラームーン』(びしょうじょせんしセーラームーン)は、1992年3月7日から1997年2月8日までテレビ朝日系列で毎週土曜19:00 – 19:30(JST)に放送された、日本のテレビアニメシリーズ。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)より
個人的な感想では漫画版は毎回シリアスでクライマックス的な勢いとキレイな絵が魅力で、アニメ版はコミカルな日常とそれぞれのキャラ立ちが好印象。
うーん、甲乙付け難いっす。
海外におけるセーラームーン
ちょっと脱線するけど、海外における反応についても見てみよう。
世界40ヶ国で放送されたセーラームーンだけど、海外では「テレビ史上最もゲイなアニメ作品」として注目されたらしい(笑)どういうこっちゃ!と思ったけど、作中においてレズビアンやゲイ、トランスジェンダーによる同性愛表現が多いからっていうことらしい。なるほどね。
この性的マイノリティーを当たり前に受け入れている世界観から、LGBT層に絶大な支持を得ているとのこと。ところで、『美少女戦士セーラームーン』って英語でどう書くか知ってる?
答えは『PRETTY SOLDIER SAILOR MOON』じゃあ、決めセリフ「月に代わっておしおきよ」は?
ヴァン・ヘイレン(Van・Halen)のボーカル、デイヴィッド・リー・ロスは答えを知っている。(ネフライト風) 答えは「In the name of Moon, I shall right wrong and defeat all evil.」直訳すると「月の名において、私は間違いを正し、全ての悪をうち負かします。」
これ、YouTubeで観れる5分もないショートフィルムの字幕なんだけど、作品中では“たどたどしい”日本語で「ツキニカワッテオシオキヨ」と言ってるから面白い。
無印ラストショックとは?
さて、本題に戻ろう。
問題となった無印ラストショックとは1stシーズンである『美少女戦士セーラームーン』の最終話から1話手前の『第45話セーラー戦士死す!悲壮なる最終戦』に起因する。事件は1993年2月20日に起こったのである。
ここで、あらすじを見てみよう。
ダークキングダムの本拠地、北極のDポイントへと向かうセーラー戦士たちの前にDDガールズが出現。やがてこの強敵とセーラー戦士との壮絶な死闘が開始されるが・・・。
DVD-COLLECTION Vol2 より引用
結論から言おう、
みんな死にます。 みんな死にます(2回目)。他にも有名なサブタイトルで言えば、
『遊戯王デュエルモンスターズ』の第128話「城之内 死す」だとか、『機動武闘伝Gガンダム』の第45話「さらば師匠!マスター・アジア、暁に死す!」があるね。
さて、物語は最終決戦前に家族に不味いカレーを振る舞ううさぎちゃんから始まる。
いざ敵の本拠地の北極に到着しても敵であるDDガールズを前にいつものコメディっぷり。
いつもと変わらんな。
しかし、本編開始から10分・・・
まこちゃん(セーラージュピター)が・・・
亜美ちゃん(セーラーマーキュリー)も・・・
美奈子ちゃん(セーラーヴィーナス)まで・・・
レイちゃァァーーーん(セーラーマーズ)・・・!!
といった具合に4人ともキレイな死亡フラグを立てた後に死んでしまうのだ。これには当時の視聴者だった幼女たちも唖然としたことだろう・・・
エンディングには皮肉にもEDテーマソング『プリンセス・ムーン』が流れるのである。
いつだって 見守っているわ ムーン・ムーン・プリンセス
EDソング『プリンセス・ムーン』より引用
終いには、次の46話(最終話)でまもちゃん(地場衛)ことタキシード仮面さえもが死亡してしまう。
このショッキングな物語の展開に熱を出したり、拒食になった子どもが出たことが新聞の読者投書欄により明らかとなり、キー局には親たちから苦情や抗議が殺到したというのが無印ラストショックの概要である。ごめん…キス、できない。
『第46話うさぎの想いは永遠に!新しき転生』より引用
放送当時45・46話ともに視聴率は12%を超えていたらしい。(Wikipediaによる)
しかし、この無印ラストショックにはショッキングなストーリーを後押しする“もうひとつの理由”があるのだ。無印ラストショックを後押しする“もうひとつの理由”
実は、第45話のうさぎちゃん(セーラームーン)は声優が異なる。
というのも三石琴乃さんが病欠であったためだ。
ちょっとマメにじもと
代わりは後のちびうさ役の声優さんが演じている。
初見では気にならないけど、あらためて見るとちびうさ感はあるかなぁ。
そこで、病欠の三石さんの穴を埋めるべく他のセーラー戦士の声優さんたちが全力の演技を誓ったというのだが・・・ その結果、声優さんたちの全力の演技は幼女たちのトラウマとなる壮絶な断末魔となったのである。私見でも“アレ”は子ども向けのキャラクターの演技じゃないわ・・・
ちなみに、アニメイトカセットコレクション3巻には三石版が収録されているらしい。
おまけ
このみんなが死んでしまうという展開、原作者の武内先生が第一候補としながら担当に止められてボツになったいわくつきの展開なのである。この結末を見た武内先生は泣いて悔しがったらしい。
「あたしも殺りたかった!」と。アニメ放映当初は1stシリーズで打ち切りの予定だったからこそ起きた事件だったんだろうね。
まとめ
以上、セーラームーンの魅力と“無印ラストショック”についてのご紹介でした。
みんなにはぜひ第45話だけでも見て欲しいね。
ちなみに俺は、東京ドームシティにある宇宙ミュージアムTenQの企画展の時にこの45話をデカいスクリーンで見れたよ。
まとめ
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